ETF売買動向＝11日前引け、Ｈ株ベア、コスピベアが新高値

　11日前場の上場投資信託（ETF）および指数連動証券（ETN）の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比150.9％増の3669億円。うち、日経平均株価に連動するETF（ベアETF・レバレッジETFを含む）20銘柄の売買代金は同154.8％増の3491億円だった。

　個別では中国Ｈ株ベア上場投信 <1573> 、ＮＥＸＴ　香港ハンセン・ベア <2032> 、ＮＥＸＴ韓国ＫＯＳＰＩ・ベア <2034> が新高値。ｉシェアーズ　米ドル建てハイイールド社債　ＥＴＦ <1497> 、ＮＥＸＴ　韓国ＫＯＳＰＩダブル・ブル <2033> 、ＵＢＳ　欧州小型株 <1388> 、ＮＥＸＴ　インド株式 <1678> 、上場インデックスファンド米国株式 <2521> など21銘柄が新安値をつけた。

　そのほか目立った値動きでは国際のＥＴＦ　ＶＩＸ短期先物指数 <1552> が17.18％高、ＮＥＸＴ　日経平均ＶＩ先物 <2035> が7.64％高、国際のＥＴＦ　ＶＩＸ中期先物指数 <1561> が3.87％高、ＮＥＸＴ　ＮＹ　ダウ・ベア・ドルヘッジＥＴＮ <2041> が3.70％高、ＮＥＸＴ　原油ベア <2039> が3.55％高と大幅な上昇。

　一方、ＮＥＸＴ　原油ブル <2038> は8.50％安、ＮＥＸＴ　ＮＹダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジＥＴＮ <2040> は8.11％安、ＮＥＸＴＮＡＳＤＡＱ－１００ <1545> は6.38％安、ダイワエネルギー資源上場投信・ＴＯＰＩＸ－１７ <1635> は5.19％安、ＵＢＳ　米国株 <1393> は5.17％安と大幅に下落した。

　日経平均株価が914円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、ＮＥＸＴ日経平均レバレッジ <1570> が売買代金2270億2600万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金1030億1100万円を大きく上回る活況となった。

　その他の日経平均ETFではＮＥＸＴ　日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が498億9700万円、日経２２５連動型上場投資信託 <1321> が244億9000万円、日経平均ブル２倍上場投信 <1579> が121億1400万円、日経平均ベア２倍上場投信 <1360> が75億200万円、上場インデックスファンド２２５ <1330> が49億7000万円の売買代金となった。

株探ニュース