ホクト、上期経常を一転黒字に上方修正

　ホクト <1379> が8月3日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は6.6億円の黒字(前年同期は7.3億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、4-9月期(上期)の同損益を従来予想の9.4億円の赤字→6.3億円の黒字(前年同期は10.7億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
　なお、通期の経常利益は従来予想の45.1億円(前期は41.8億円)を据え置いた。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-3.9％→3.6％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第１四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、内食志向が進み、免疫力向上への関心が高まったことなどがきのこの需要喚起に繋がりました。また、春先の低温により野菜の品薄基調が続き、きのこの価格も堅調に推移した結果、売上高は計画を上回りました。一方、利益につきましては、売上高が計画を上回ったこと等により、計画を上回りました。　　なお、2021年3月期通期の連結および個別業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の終息時期の見通しが立たない状況であることおよびきのこ市場が暖冬などの天候要因や市場の需給環境に影響されるなど通期の見通しに対し不透明な要因もあることから、2020年５月15日公表の通期予想を据え置くことといたしましたが、合理的な算定が可能になった時点で速やかに開示いたします。（注）この資料に記載されております業績等の予想数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。