１９日の株式相場見通し＝米株急伸受け買い優勢も上値限定的か

　週明け１９日の東京株式市場は買い優勢の展開が想定される。前週末の米国株市場では米長期金利がひとまず下げ止まったことを好感してＮＹダウが３００ドルを超える上昇、ナスダック総合指数も大幅高に買われており、これを受けて東京市場もリスクを取る動きが期待される。外国為替市場で足もと円安方向に振れていることもポジティブ材料。ただ、米中摩擦の問題を背景とした世界景気減速懸念がくすぶるなか、積極的に上値を買う動きには発展しにくい。財務省から取引開始前に発表される７月の貿易統計などが全体相場に影響を与える可能性もある。

　１６日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３０６ドル６２セント高の２万５８８６ドル０１セントと続伸。ナスダック総合株価指数も、同１２９．３７７ポイント高の７８９５．９９４と上昇した。

　日程面では、朝方に７月の貿易統計、取引時間中に７月の首都圏・近畿圏のマンション販売などが発表される。海外では、タイの４～６月期ＧＤＰが発表される。

出所：minkabuPRESS