２３日株式相場見通し＝円高・ドル安進行を嫌気し売り優勢のスタート

　２３日の東京株式市場は、外国為替市場での急激な円高・ドル安加速の流れを嫌気して、売り優勢のスタートとなりそうだ。２３日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１１円２０銭水準と、前週末に比べて大幅な円高・ドル安が進行している。

　２０日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比６．３８ドル安の２万５０５８．１２ドルと小幅続落した。トランプ米大統領が中国からの輸入品５０００億ドル相当に関税を課す準備をしていると発言したことが伝わり米中貿易摩擦への懸念が再燃。これを受け、キャタピラーやボーイングが値を下げた。ＩＢＭやシスコシステムズが安く、アップルやネットフリックスも下落した。半面、決算発表を受けマイクロソフトが上場来高値を更新。アマゾン・ドット・コム、やフェイスブックが高く、米長期金利の上昇を背景にＪＰモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株がしっかり。ナスダック総合株価指数は、前日比５．０９８ポイント安の７８２０．１９８と３日続落した。

　日程面では、企業向けマネジメントコンサルティングなどを手掛けるマネジメントソリューションズ<7033.T>が東証マザーズ市場に新規上場する。海外では米６月の中古住宅販売が焦点となる。

出所：minkabuPRESS