ゆうちょ銀は朝高後伸び悩む、預け入れ限度額を１５００万円に引き上げ検討の報道

　ゆうちょ銀行<7182.T>朝高後に伸び悩む展開。寄り付き直後に一時、前日比１４円高の１７７２円まで買われたものの、買い一巡後は伸び悩み、前日終値の１７５８円を挟んだ小幅な値動きとなっている。２日付けの毎日新聞が、政府が同行の預け入れ限度額を現行の１０００万円から引き上げる方向で検討に入ったと報じ、これが材料視された。
それによると、政府の郵政民営化委員会が、年内にも引き上げ容認の見解を示す方向としている。来年４月から限度額を５００万円引き上げ１５００万円とする案が浮上しているが、民間金融機関の経営を圧迫しかねないとの懸念もあり、引き上げ幅は圧縮される可能性もあるとしている。
　ただ、自民党の「郵政事業に関する特命委員会」は既に６月に、ゆうちょ銀行の預入限度額を現行の１０００万円から引き上げる提言を行っていたこともあり、買いインパクトは限定的となっている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）