クラリオンが続伸、次世代カーエレクトロニクスの中軸銘柄として存在感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/10/16 14:33
 クラリオン<6796.T>が続伸、連日の新高値に買われているが、長期波動でも上値の重要なフシに差しかかっている。昨年9月につけた488円の高値更新となれば2000年4月以来、15年半ぶりの高値圏に突入する。買いの原動力となっているテーマはメーカー各社が研究開発を競う自動運転分野だ。完成車メーカー以外ではカーナビなどを手掛ける車載機器メーカーに活躍余地が大きいが、同社は2018年をメドに自動駐車システムの実用化を目指しており、関連有力株に位置付けられる。
 足もとの業績も好調。カーナビ主力のOEM商品が世界市場で需要を取り込んでいるほか、車載カメラでも先進技術を駆使し、自動車の4隅にカメラを設置することにより上から俯瞰するように画像を合成するアラウンドビューモニターで高いシェアを握っている。先進運転支援システム(ADAS)を搭載した自動車の販売が先進国で漸増傾向にあり、つれて同社の収益機会も広がりをみせている。信用取組は売り買いともに増加するなか、直近9日申込現在の信用倍率は1.5倍を割り込んでおり、株式需給面でも妙味が高まってきた。

クラリオンの株価は14時23分現在441円(△10円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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