<動意株・2日>(大引け)=EAJ、川西倉庫、ツムラなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/09/02 15:22
 日本エマージェンシーアシスタンス<6063.T>=後場ストップ高。午後1時45分ごろ、英スパーテント・グローバル・ソリューションズ社とパートナーシップ契約を締結したと発表しており、業容拡大につながるとの期待感から買われているようだ。スパーテント社は、危機対応の実務経験を豊富に有する複数のプロフェッショナルによって設立された会社で、アフリカ、中東、南米などで事業展開する企業や投資家に対して、リスク低減を主体としたコンサルティングやアドバイザリー、さらに危機発生時のクライシス・マネージメント・サービスを提供している。

 川西倉庫<9322.T>=連続ストップ高。同社は8月31日の取引終了後に毎年9月末日および3月末現在、100株以上保有の株主に対してそれぞれ1000円分のクオカードを贈呈する株主優待制度を導入することを発表しており、これを引き続き好感する動きとなっている。国際物流は輸出入貨物の取扱いが増加、昨年閉鎖した営業倉庫の固定費減少も加わり、今16年3月期は通期連結営業利益で4億5000万円(前期比40.1%増)と大幅な増益を見込むなど業績も好調だ。

 ツムラ<4540.T>=急反発。欧州大有力証券の強気リポートが買い材料視され、高いところでは前日比259円高となる2814円まで急伸する場面があった。欧州有力証券では、「足元の国内医療用漢方薬の売り上げが強含みで推移している」と指摘。「原料生薬のコストアップなどのネガティブ要因は株価には織り込まれている」とみて、トップラインの回復によるポジティブな要因を評価する展開を想定。レーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を3000円から3100円に引き上げている。

 ダブル・スコープ<6619.T>=後場一段高。中国ショックによる痛んだ相場の中で、上場来高値を塗り替えるような強い上昇トレンドに追随買いがありそうと目立ってきた。マーケット関係者からは、9月1日に提出された5%ルール大量保有報告書で独立運用投資会社のレオス・キャピタルワークスがダブル・スコープ株式を大量取得していることが判明した。報告書によると保有目的は「投資一任契約」及び「投資信託委託契約」に基づく純投資となっており、明らかに運用収益を狙った株式取得。従来は保有株ゼロだったが、83万4000株を新規に取得して発行済み株数の5.88%と大きなポジションを持ったことが買い手掛かり材料視された。

 味の素<2802.T>=反発。高値では2610円まで値を飛ばす場面も見られた。欧州大手証券では、「発酵原燃料安や新興国の通貨安が従来予想以上にプラスに寄与している」と指摘。新たに子会社化したAGFが売上高好調で、「当初想定を大きく超える利益レベルに到達しそう」と解説。通期営業利益予想を850億円から888億円(会社計画は820億円)に引き上げ、レーティング「バイ」を継続。目標株価を3000円から3100円に引き上げている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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