スマートフォンの光学フィルムが好調で業績拡大
テープなど、総合材料メーカーです。同社の中核技術は粘着技術や塗工技術で、エレクトロニクス、自動車関連、住宅建材、環境、ヘルスケア、と幅広い業界に展開しています。その殆どが中間材料ということもあることから「グローバルニッチトップ」という事業戦略を掲げ、液晶パネル用の偏光フィルムをはじめ20以上の製品で世界シェアトップを誇ります。
現在、利益の柱になっているのがオプトロニクス。情報機能材料では液晶テレビ用光学フィルムが4K・8Kテレビ立ち上げに伴うパネルサイズの大型化により堅調に推移。また、スマートフォンやタブレットPC用の光学フィルムも力強く業績を牽引。これらの結果として同セグメントの業績は売上が5.6%増の1192億9200万円、営業利益が7.3%増の177億8000万円となり、同社全体の業績を牽引しました。
また、メディカル&メンブレン事業では、売上収益が46.8%増の130億3000万円、営業利益が625.8%増の22億7500万円となっています。医療関連材料分野である経皮吸収型テープ製剤の受注回復と核酸医薬グループ会社の受注拡大が業績を牽引しました。メンブレン(高分子分離膜)は一言で言うとプラスチック製フィルターです。工場廃水再利用の新規や交換案件を安定受注したことに加え、海上油田プロジェクト案件を受注したことで好調に推移しました。
2016年3月期第1四半期の業績は、売上収益が9.3%増の2032億900万円、営業利益が37.6%増の265億7600万円、税引き前利益が39.3%増の267億4700万円、四半期利益が54.3%増の185億9100万円と大幅増益で着地しました。
一方通期予想は、売上収益が5.4%増の8700億円、営業利益が12.4%増の1200億円、税引き前利益が13.3%増の1200億円、当期利益が13.7%増の887億の見通しです。配当については10円増の130円に増配とする方針です。
中期経営計画「Nitto-2017」では、2017年度目標、連結売上高1兆円、営業利益1,350億円を掲げています。
自動車のエレクトロニクス化による需要拡大に対応するため台湾に自動車ワイヤーハーネス結束用PVCテープ生産工場を増設するとのことで、これにより業容拡大が見込まれます。
世界的なスマートフォン需要や円安、原油安に支えられ、今後も堅調な業績推移が期待できると思います。
また米国・ブルガリアに続き6月から肝硬変治療患者への国内における投与試験がスタート。現在、肝硬変の治療は対症療法が中心なので、承認されれば初の根本治療薬になるといいます。このあたりは注目しておきたいところです。
現在、利益の柱になっているのがオプトロニクス。情報機能材料では液晶テレビ用光学フィルムが4K・8Kテレビ立ち上げに伴うパネルサイズの大型化により堅調に推移。また、スマートフォンやタブレットPC用の光学フィルムも力強く業績を牽引。これらの結果として同セグメントの業績は売上が5.6%増の1192億9200万円、営業利益が7.3%増の177億8000万円となり、同社全体の業績を牽引しました。
また、メディカル&メンブレン事業では、売上収益が46.8%増の130億3000万円、営業利益が625.8%増の22億7500万円となっています。医療関連材料分野である経皮吸収型テープ製剤の受注回復と核酸医薬グループ会社の受注拡大が業績を牽引しました。メンブレン(高分子分離膜)は一言で言うとプラスチック製フィルターです。工場廃水再利用の新規や交換案件を安定受注したことに加え、海上油田プロジェクト案件を受注したことで好調に推移しました。
2016年3月期第1四半期の業績は、売上収益が9.3%増の2032億900万円、営業利益が37.6%増の265億7600万円、税引き前利益が39.3%増の267億4700万円、四半期利益が54.3%増の185億9100万円と大幅増益で着地しました。
一方通期予想は、売上収益が5.4%増の8700億円、営業利益が12.4%増の1200億円、税引き前利益が13.3%増の1200億円、当期利益が13.7%増の887億の見通しです。配当については10円増の130円に増配とする方針です。
中期経営計画「Nitto-2017」では、2017年度目標、連結売上高1兆円、営業利益1,350億円を掲げています。
自動車のエレクトロニクス化による需要拡大に対応するため台湾に自動車ワイヤーハーネス結束用PVCテープ生産工場を増設するとのことで、これにより業容拡大が見込まれます。
世界的なスマートフォン需要や円安、原油安に支えられ、今後も堅調な業績推移が期待できると思います。
また米国・ブルガリアに続き6月から肝硬変治療患者への国内における投与試験がスタート。現在、肝硬変の治療は対症療法が中心なので、承認されれば初の根本治療薬になるといいます。このあたりは注目しておきたいところです。