「そしてサマーラリー相場へ」
本日の日経平均は50.8円高の20650.92円で取引を終了した。朝方から堅調スタートとなり、その後は狭いレンジでのもみ合い相場。基本的に材料不足であり、積極的に売買する人は少なかった。
日経平均の日足チャートでは、上方の窓(20612.50円-20650.00円)を完全に埋める形。強い達成感が漂っており、これも株価を落ち着かせる要因となっている。“惰性”で窓埋めを完了したことになり、目先は調整しやすくなっているのだ。それでも軸は上向きのままであり、今後、上値を試す展開は十分に予想される。
こうなってくると個人投資家の注目するのは、個別材料だ。ピースの又吉が芥川賞を受賞し、「本が売れる」との思惑から文教堂(9978)、直近IPOの富士山マガジン(3138)などが上昇。何とも平和な世の中になってきた。
「ギリシャはどうなる?」「中国バブル崩壊か?」「安保法制は?」と戦々恐々とした相場展開から一転、ぽわ~っとした物色動向。台風一過ということもあり、来週からはまさしくどうしようもない理由でどうしようもない銘柄が買われる漠然とした「サマー・ラリー相場」が展開されると思われる。
そのようななか、TPPという日本にとっての“不平等条約”が締結されようとしているが、政府や大手マスコミは「自由貿易協定」の一点張りで、ISD条項にまったく触れようとしない。ある意味、これは日本が米企業に蹂躙される条約でもあり、本当にTPPに参加するのであれば、日本株にとって大きなマイナス要因となる。まあ、そんなことも気にせず世間一般的には「TPPは輸出企業にとって有利」などということが吹聴され、いたいけな一般投資家はそれにコロッと騙されてしまう。だから、TPP締結で株価上昇する場面があれば、それは絶好の売り場と認識しなければならない。もちろん、そういう認識はありながらも、従うのはチャートだけである。材料云々といいながらも、最終的な判断はチャートに委ねなければならない。そうでないと、イザッというときに、判断が曖昧となり、大きな損失を被ることになるからだ。「軸が上向きの銘柄を買い、下向きの銘柄を売る」――この単純作業だけでOKなのである。
日経平均の日足チャートでは、上方の窓(20612.50円-20650.00円)を完全に埋める形。強い達成感が漂っており、これも株価を落ち着かせる要因となっている。“惰性”で窓埋めを完了したことになり、目先は調整しやすくなっているのだ。それでも軸は上向きのままであり、今後、上値を試す展開は十分に予想される。
こうなってくると個人投資家の注目するのは、個別材料だ。ピースの又吉が芥川賞を受賞し、「本が売れる」との思惑から文教堂(9978)、直近IPOの富士山マガジン(3138)などが上昇。何とも平和な世の中になってきた。
「ギリシャはどうなる?」「中国バブル崩壊か?」「安保法制は?」と戦々恐々とした相場展開から一転、ぽわ~っとした物色動向。台風一過ということもあり、来週からはまさしくどうしようもない理由でどうしようもない銘柄が買われる漠然とした「サマー・ラリー相場」が展開されると思われる。
そのようななか、TPPという日本にとっての“不平等条約”が締結されようとしているが、政府や大手マスコミは「自由貿易協定」の一点張りで、ISD条項にまったく触れようとしない。ある意味、これは日本が米企業に蹂躙される条約でもあり、本当にTPPに参加するのであれば、日本株にとって大きなマイナス要因となる。まあ、そんなことも気にせず世間一般的には「TPPは輸出企業にとって有利」などということが吹聴され、いたいけな一般投資家はそれにコロッと騙されてしまう。だから、TPP締結で株価上昇する場面があれば、それは絶好の売り場と認識しなければならない。もちろん、そういう認識はありながらも、従うのはチャートだけである。材料云々といいながらも、最終的な判断はチャートに委ねなければならない。そうでないと、イザッというときに、判断が曖昧となり、大きな損失を被ることになるからだ。「軸が上向きの銘柄を買い、下向きの銘柄を売る」――この単純作業だけでOKなのである。