テラが急反発、ヒトiPS細胞由来の樹状細胞の樹立に関する研究開発を開始へ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/07/17 09:30
 テラ<2191.T>が急反発。16日の取引終了後、東京慈恵会医科大学悪性腫瘍治療研究部と共同研究契約を締結し、医薬品などを汚染するエンドトキシンなど発熱性物質の検出法を開発するための、ヒトiPS細胞由来樹状細胞の樹立に関する研究を開始すると発表しており、今後の研究開発の進展に対する関心が高まっているようだ。
 医薬品の製造工程で医薬品などを汚染する発熱性物質の検出法として、ヒト単球細胞を用いた単球活性化試験法(MAT)という方法があるが、欧州ではMATキットが市販され、医薬品の発熱性物質試験に用いられている一方、日本では試験に用いるヒト単球細胞の入手が難しいという課題があった。そこで共同研究では、テラの技術を用いて、ヒト末梢血単核球からiPS細胞を樹立し、ヒトiPS細胞から樹状細胞を分化誘導させる技術の開発を行うという。iPS細胞から樹状細胞を分化誘導させる技術を開発することで、国内における新しいエンドトキシンなどの検出法の確立を目指すとしている。

テラの株価は9時25分現在1366円(△52円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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