＜クローズアップ＞ ストレスチェック義務化へ、市場拡大で新規参入活発化（２／３）

　アドバンテッジリスクマネジメント<8769.T>は、売上高の約６０％をメンタリティマネジメント事業が占める。４月にメンタルヘルス対策プログラム「アドバンテッジタフネス」をリニューアルしたのをはじめ、法制化対応セミナーなどにも積極的に取り組んでいる。「今月８日から１０日にかけて東京ビッグサイトで開催される人事向け専門展示会であるＨＲ　ＥＸＰＯ　２０１５で行うセミナーにも数百人規模の参加申し込みがある」（経営企画部）といい、企業の関心の高さがうかがえる。

　サービス提供の動きが広がりをみせるなか、ＡＧＳ<3648.T>は今月２日にストレスチェックサービス「ココロクローバー」を９月から始めると発表。「今後ニーズの高まりが予想されるなか、既存の人事給与システムなどとの連携で付加価値を高めていきたい」（企画部）と力を込める。

　ベネフィット・ワン<2412.T>は６月３日から福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を導入している企業の従業員を対象に、ストレスチェックサービスを開始した。専用サイトから結果を受け取ることができるほか、電話相談やカウンセリングを受けることができる。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）