米雇用統計強ければドル上昇・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2015/07/02 16:48

買い一巡後は3連休前の調整も・・・・・

 今夜は米・6月雇用統計の発表が予定されており、今後の米金融政策の行方につながる為、マーケットは非常に注目しているものと思われます。

 市場予想は、非農業部門雇用者数が23.3万人増(前回は28.0万人増)、失業率は5.4%(同5.5%)、時給の伸びは前月比+0.2%(同+0.3%)となっています。

 非農業部門雇用者数が25万人を超える数字になり、時給の伸びも予想を上回れば、FRBによる9月利上げ観測が一段と強まる為、ドル円は124円乗せを試す事になりそうです。

 しかし、米国市場は明日の独立記念日の祝日から3連休となりますし、週末5日にはギリシャの国民投票も控えている為、買い一巡後は、早めにポジション調整の動きが強まる可能性も高そうです。この為、ドルが上昇した処では、利益確定売りも着実に行っておいた方が良さそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想