中小企業からの絶大な支持、シェア1%と小さく、市場開拓余地が大きい
工場・工事用間接資材のネット通販を手がける企業です。顧客の多くは製造業・自動車整備業の中小企業です。
もともと間接資材というのは、工具屋や部品屋が消費者を訪問販売するのが普通で、その際、販売価格の交渉が行われるのが慣習でした。そこへ同社はEコマースをもって参入したのです。間接資材購入は従来、発注数量が多く発注頻度の高い大企業が価格交渉において優位性を持ち、一方で中小企業の価格交渉力は低く、売り手から不公平な価格で購入せざるを得ない環境にありました。そのような環境の下、注文数が一点で注文頻度が低くても同一価格で供給するようにしたところ、中小企業から絶大な支持を得ることとなりました。これが同社が躍進している最大の要因です。
そして、間接資材市場の規模は、5兆~10兆円とされていますが、間接資材市場はいまだ人的販売が主流でEC市場の拡大に馴染んでいないと言えます。この市場にEコマースで斬りこみ、着実にユーザー数を積み上げてきた同社の売上高は500億円程度でシェアはたった1%ほど。市場開拓余地は大きく、今後EC市場が拡大していく事を考えるとさらなる業績の拡大が見込まれます。
これに加え、利益率の高いプライベートブランド商品の採用を積極的に推進し、利益率が改善している点も評価できます。
同社は2020年までに売上高1000億円を目指していますが、それでもシェアは1~2%に過ぎません。EC市場においてオンリーワンの間接資材企業である同社にとってシェア拡大余地はもっとあるように思えます。
足元の業績も好調です。2015年12月期第1四半期の業績は、売上高が24.1%増の134億4700万円、営業利益が24.7%増の15億1800万円、経常利益が24.4%増の15億2900万円、純利益が31.2%増の9億6500万円。前年の消費税増税による駆け込み需要があったにも関わらず、増収増益を実現しました。
また、6月10日に発表された5月度月次業績は、売上が前年同月比で23.9%増の40億7900万円と右肩上がりで推移しています。 1-5 月累計売上高は前年比 23.6%増の216 億4400万円となり、同社の第1-2四半期の累計売上高ガイダンス250億4600万円に対する進捗率は86.4%と好調さが伺えます。5月新規顧客数は、前年同月比34.4%増の3万500アカウント。これで1-5月累計新規顧客獲得数は、35.4%増の15万3900アカウントとなり、登録ユーザー数は150万件を突破しました。
その他、最近では、医療・介護用品の通信販売事業に本格参入し、専門モールを新たに開設しました。その背景には医療関連ユーザーの急速な拡大があります。衛生材料の売上は2014年には前年比140%超え、小規模クリニックや介護施設の新規登録件数が過去5年平均で前年比140%を数えます。このような環境下2016年2月には取扱い商品を3万6000点に拡大する計画です。
もともと間接資材というのは、工具屋や部品屋が消費者を訪問販売するのが普通で、その際、販売価格の交渉が行われるのが慣習でした。そこへ同社はEコマースをもって参入したのです。間接資材購入は従来、発注数量が多く発注頻度の高い大企業が価格交渉において優位性を持ち、一方で中小企業の価格交渉力は低く、売り手から不公平な価格で購入せざるを得ない環境にありました。そのような環境の下、注文数が一点で注文頻度が低くても同一価格で供給するようにしたところ、中小企業から絶大な支持を得ることとなりました。これが同社が躍進している最大の要因です。
そして、間接資材市場の規模は、5兆~10兆円とされていますが、間接資材市場はいまだ人的販売が主流でEC市場の拡大に馴染んでいないと言えます。この市場にEコマースで斬りこみ、着実にユーザー数を積み上げてきた同社の売上高は500億円程度でシェアはたった1%ほど。市場開拓余地は大きく、今後EC市場が拡大していく事を考えるとさらなる業績の拡大が見込まれます。
これに加え、利益率の高いプライベートブランド商品の採用を積極的に推進し、利益率が改善している点も評価できます。
同社は2020年までに売上高1000億円を目指していますが、それでもシェアは1~2%に過ぎません。EC市場においてオンリーワンの間接資材企業である同社にとってシェア拡大余地はもっとあるように思えます。
足元の業績も好調です。2015年12月期第1四半期の業績は、売上高が24.1%増の134億4700万円、営業利益が24.7%増の15億1800万円、経常利益が24.4%増の15億2900万円、純利益が31.2%増の9億6500万円。前年の消費税増税による駆け込み需要があったにも関わらず、増収増益を実現しました。
また、6月10日に発表された5月度月次業績は、売上が前年同月比で23.9%増の40億7900万円と右肩上がりで推移しています。 1-5 月累計売上高は前年比 23.6%増の216 億4400万円となり、同社の第1-2四半期の累計売上高ガイダンス250億4600万円に対する進捗率は86.4%と好調さが伺えます。5月新規顧客数は、前年同月比34.4%増の3万500アカウント。これで1-5月累計新規顧客獲得数は、35.4%増の15万3900アカウントとなり、登録ユーザー数は150万件を突破しました。
その他、最近では、医療・介護用品の通信販売事業に本格参入し、専門モールを新たに開設しました。その背景には医療関連ユーザーの急速な拡大があります。衛生材料の売上は2014年には前年比140%超え、小規模クリニックや介護施設の新規登録件数が過去5年平均で前年比140%を数えます。このような環境下2016年2月には取扱い商品を3万6000点に拡大する計画です。