まちまちの経済指標、やはり米国雇用統計待ちか!?

著者:遠藤寿保
投稿:2015/06/04 09:48

マーケットコンディション

昨日のドル円は、124.10円で始まると東京時間は、週末の米雇用統計を控えてか、124円を挟み小動きで推移した。ロンドン時間には、ユーロ圏のPMI・小売売上・失業率はポジティブな発表となったが、反応は限定的で、ユーロが重い展開となり、ドル円はじりじり買われる展開となった。NY時間に入り5月ADP雇用統計は、前回16.9万人で、予想20.0万人に対し結果が20.1万人と予想通りの展開となり124.67円まで買われたが、5月ISM非製造業景況指数は、予想57.0に対し結果55.7とネガティブとなると123.99円まで売り込まれた。その後は、米長期金利が上昇した事もあり、買戻しが入る中124.22円でクローズをむかえた。

まちまちの経済指標、やはり米国雇用統計待ちか!?

昨日は、欧州での経済指標が多数あったが、全体的に反応薄となった。現レベルが直近の中では、未体験の高値圏にある事から、レンジを超えるほどのインパクトはなかったようだ。本日のBOEの政策金利の発表などもあるが、やはり注目は明日の米国雇用統計となっている。予想では非農業部門雇用者数は、前回22.3万人に対し22.5万人と大きなブレはないものの、9月の米国利上げ濃厚とみられる中、ポジティブな発表となると、再度125円を突破し126円台という事もあり得る。しかし、予想外のネガティブ発表となれば、122円台の可能性も拭いきれない。本格的な上昇トレンドの場合は、押目なくじりじり上がり、新値を更新し続けるものである。今の相場はそこまでではない。あくまで予測であるが、今回の場合は一旦、下に押す可能性があるのではないか。買い場探しではあるが、ここは様子見か。

☆戦略

様子見

ポイントレベル
128.22(115.87-122.00-118.31=161.8%)
125.04(6/3の高値)
124.83(118.88-121.47-120.63=161.8%)
124.50
124.44(115.87-122.00-118.31=100.0%)
124.43(5/28の高値)
124.14(2007年6月の高値)
123.59(118.88-125.04=23.6%)
123.31(5/26の高値)
122.69(118.88-125.04=38.2%)
122.09(115.87-122.00-118.31=61.8%)
122.00(3/10の高値)
121.96(118.88-125.04=50.0%)
121.24(118.88-125.04=61.8%)
121.08(135.14-75.57の76.4%)
120.04(147.14-75.57の61.8%)
119.06(101.50-110.09-105.17の161.8%)

注)本日の予想は6月4日9:45に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、
実際の取引可能なレートとは異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想