サイバーセキュリティー関連が急速人気、年金情報の大量流出受け買い集中

　ＦＦＲＩ<3692.T>、ラック<3857.T>、ネットワークバリューコンポネンツ<3394.T>、セキュアヴェイル<3042.T>、トレンドマイクロ<4704.T>などサイバーセキュリティー関連株に寄り付きから物色資金が集中している。日本年金機構は１日、サイバー攻撃により約１２５万件の年金情報が外部流出したと発表、加入者の基礎年金番号だけでなく、約５万２０００件については生年月日や住所も流出するなど、サイバー犯罪に対する懸念が広がっている。国民一人ひとりに１２ケタの番号を割り振り、年金、医療、納税などの行政手続きを一つの共通番号で管理するマイナンバー制度は今年１０月から付番・通知が開始、行政への申請などのサービスが来年１月からスタートする予定だが、それを前にあらためてサイバーセキュリティーの重要性が認識されている。また、来年日本で開催されるサミットや２０２０年の東京五輪開催を前にサイバーセキュリティーの強化は、中期的にも安全保障上避けては通れない重要課題であり、つれて関連企業の株価見直しも進みそうだ。

ＮＶＣの株価は９時４分現在３１１５円（△１２１円）カイ気配
セキュアヴェイルの株価は９時４分現在１００４円（△３０円）カイ気配
ＦＦＲＩの株価は９時４分現在４９６５円（△１４０円）カイ気配
ラックの株価は９時４分現在１２９７円（△６０円）カイ気配
トレンドの株価は９時４分現在４４１０円（△４０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）