来週の株式相場見通し
来週の東京株式市場は、きょうまでの日経平均株価11日続伸の後を受け、さすがにスピード調整ムードが強まりそうだ。11日間の上昇幅は合計992円と1000円近くに達しており、市場関係者のあいだでもマイルドな一服を期待する声が出はじめている。日経平均株価の想定レンジは、2万200~2万700円とする。
週末に米5月の雇用統計の発表を控えていることから、外国為替市場でも思惑含みの売買が盛んとなり波乱展開も予想される。国内では経済指標の発表など材料は限定的で、ギリシャの債務問題や中国株市場の動向も含めて、外部要因に敏感な値運びとなりそうだ。
ただ、良好な需給関係を背景に、今週末にかけて2日間連続して東証1部の売買代金が3兆円を上回るなど市場エネルギーは充実しており、調整幅は限定的となりそうだ。市場では、目先的な目標として、ITバブル期の2000年4月12日につけた高値の2万833円が指摘されているが、この水準の突破にはやや日柄が必要となりそうだ。
週末に米5月の雇用統計の発表を控えていることから、外国為替市場でも思惑含みの売買が盛んとなり波乱展開も予想される。国内では経済指標の発表など材料は限定的で、ギリシャの債務問題や中国株市場の動向も含めて、外部要因に敏感な値運びとなりそうだ。
ただ、良好な需給関係を背景に、今週末にかけて2日間連続して東証1部の売買代金が3兆円を上回るなど市場エネルギーは充実しており、調整幅は限定的となりそうだ。市場では、目先的な目標として、ITバブル期の2000年4月12日につけた高値の2万833円が指摘されているが、この水準の突破にはやや日柄が必要となりそうだ。