米雇用統計は決め手にならず
8日のドル/円は、米4月雇用統計を受けて下落したものの119円台後半を維持。また、この日のドルは対ユーロでは上昇して終えるなど方向感を欠く展開であった。市場はこの雇用統計について「まずまずの結果ではあったが、利上げ期待が高まるほどの内容ではなかった」と評価している模様だ。
結果的に、米4月雇用統計はドル/円相場の方向感作り込みに失敗した公算が大きく、ドル/円は本日も119円台を中心としたもみ合いが続く事になりそうだ。ただ、米雇用統計発表後に欧米株式市場が上昇している事や、10日に中国当局が追加利下げを発表した事などから、ムードはどちらかと言えばリスク選好に傾きやすいと見られる。
株高・円安の流れがドル/円を120円台に押し上げる可能性はあるだろう。市場のリスク選好度合いへの影響という観点からは、ギリシャ問題が討議されるユーロ圏財務相会合にも注目しておきたい。
結果的に、米4月雇用統計はドル/円相場の方向感作り込みに失敗した公算が大きく、ドル/円は本日も119円台を中心としたもみ合いが続く事になりそうだ。ただ、米雇用統計発表後に欧米株式市場が上昇している事や、10日に中国当局が追加利下げを発表した事などから、ムードはどちらかと言えばリスク選好に傾きやすいと見られる。
株高・円安の流れがドル/円を120円台に押し上げる可能性はあるだろう。市場のリスク選好度合いへの影響という観点からは、ギリシャ問題が討議されるユーロ圏財務相会合にも注目しておきたい。