<動意株・7日>(大引け)=栄研化、日軽金HD、日立キャピタルなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/04/07 15:31
 栄研化学<4549.T>=後場大幅高。きょう付の日本経済新聞夕刊で、大腸がんの疑いがあるかを調べる検査薬を16年度上半期(4~9月)にも薬局やドラッグストアなどで市販すると報じられたことを好材料視した買いが入っている。記事によると、厚生労働省は15年度中に医療用検査薬の販売規制を緩和する方針で、栄研はこれに対応。自分の便を試薬に溶かし特殊なプレートに垂らすと疑いがあればプレート上に線が表示される仕組みで、価格は1000円程度の見込みという。なお、最終的な診断は医療機関がするとしている。

 日本軽金属ホールディングス<5703.T>=3日続伸。足もとで原油価格が反発しており、アルミなど非鉄価格にも反発期待が出ている。LME(ロンドン金属取引所)のアルミ先物価格は今年3月中旬を底に値を戻している。また、米国のアルミ大手アルコアの決算発表があす予定されており、結果が良好なら同社株にも見直し買いが入るとの期待もある。

 日立キャピタル<8586.T>=後場一段高。午後1時に、インドのリース大手Srei Equipment Finance社と金融サービス協働で業務提携したと発表。インド市場での展開が期待されているようだ。Srei Equipment社は、インド金融大手のSrei Infrastructure Finance社とBNPパリバグループのジョイントベンチャーとして2008年に設立され、88支店、3万社以上の顧客基盤、200社以上の提携販売会社などのネットワークを持つ。日立キャピは今回の提携により、インド市場に精通したSreiグループとBNPパリバグループのノウハウを活用することが可能になる。

 北興化学工業<4992.T>=大幅高で3日続伸。6日取引終了後、今15年11月期の第1四半期(14年12月~15年2月)連結決算を発表。売上高141億8800万円(前年同期比5.8%増)、営業利益14億3900万円(同32.1%増)、純利益10億7200万円(同59.8%増)と大幅な増益を達成、これを好感する動き。農薬製品は国内で水稲育苗箱処理剤などの主力製品や新規水稲用除草剤が伸長、ファインケミカル製品は主要分野の樹脂添加剤やその他の受託品などの受注が拡大している。

 フルキャストホールディングス<4848.T>=急伸。企業の相次ぐ賃金引き上げの動きなど景況感の回復を受けて企業の求人需要も高まりをみせており、同社の収益環境にも追い風が強い。3月25日受付の5%ルール報告で、光通信<9435.T>の保有割合が14.10%から13.10%に低下したことを受け、いったん目先筋の売りを誘ったが、700円を軸に押し目買いが高水準でバランスを立て直しそこから5日移動平均線を足場に一気に上に放れてきた。

 駒井ハルテック<5915.T>=急反発。6日の取引終了後、集計中の15年3月期連結業績について、売上高を従来予想の420億円から440億円(前の期比46.5%増)へ、営業利益を同3億7000万円から6億8000万円(同2.1倍)へ、純利益を同4億円から7億円(同74.6%増)へ上方修正したことが好感されている。操業が順調に進捗したことに加えて、期初に受注した採算の良い工事が売り上げに上がったことや、一部大型工事の追加変更の獲得などが寄与した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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