JT、飲料から撤退 中・長期的には残り物に福が・・・

著者:藤本誠之
投稿:2015/02/05 08:49

日経新聞半歩先読み

JT、飲料から撤退 日本経済新聞 消費Biz 11面

日本たばこ産業(JT)が、9月をメドに清涼飲料の製造・販売事業から撤退すると発表しています。自動販売機を主力販路としていましたが、ヒット商品がなく、国内の清涼飲料の販売量シェアで10位に過ぎない状態でした。今後の成長は見込めないため、撤退するようです。自動販売機運営事業は当面続けるようです。この撤退で中・長期的にメリットを受ける可能性がありそうなのが、シェア6位のダイドードリンコです。JTと同じく、自販機が主力販路だったので、競争相手の撤退はプラスになると考えられるからです。また、JTの自販機運営事業の買収の可能性もあります。

(2914) 日本たばこ産業 (東証1部)  3,350.0円 前日比  +154.5 (+4.83%) [売買単位:100株]

(2590) ダイドードリンコ (東証1部) 4,625円 前日比  +80 (+1.76%) [売買単位:100株]

今日も皆様に相場の福が授かりますように!!
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藤本誠之
財産ネット 企業調査部長
配信元: 達人の予想