2015年に通用するトレードテクニック!勝つためにはこの銘柄を狙え!

著者:大内崇
投稿:2015/01/01 18:36

2014年は上昇相場だったのか?

新興市場は横ばいだった2014年
皆様あけましておめでとうございます!
2015年はどのような相場がやってくるでしょうか。昨年(2014年)のようにいい相場がやってくるといいなぁと思ってます。

さて2014年末、日経平均は2013年末と比較して+1,159.46円上昇と年足で陽線となりました。+5,896.13円上昇となった2013年ほどとはいかないものの、なかなかの上昇相場でした。

では個人投資家の皆さんの成績が良かったかというと、それほど楽しい話ばかり聞こえてこなかったような気がします。
それもそのはず、個人投資家の取引が多い新興市場の指標、東証マザーズ指数やジャスダックインデックスは実は横ばいだったのです。

そのため資産が伸びなかったという個人投資家の方もガッカリする必要はないですよ。
運用停止になるほどの損失を出さず乗り切ることができていれば、トレンドに振り切られてない、十分な実力を持っていると考えて問題なしと大内は考えてます。

日銀ETF・GPIFサポート買いが意識される相場で勝つ方法を考えてみよう

<a href='/stock/100000018'>日経平均</a>だけ伸びが違う!
2014年後半は日経225銘柄などの大型株と新興系の動きは明らかに違ってきていました。このあたりは日銀ETF・GPIFサポート買いが非常に意識された時期なんですね。

指標の動きをみてみるとわかりやすいと思います。8月まではどれも1月の高値を超えない動きだったのですが、9月以降は下落上昇のタイミングは同じなのに伸びるときの勢いが違います。

赤丸部分での上昇時期に日経平均はしっかり上昇しているものの、新興市場は元に戻る程度。まさに横ばいです。

この流れは2015年も引き続いていくと考えられます。となればそれを意識した戦略を駆使していくのが最善手でしょう。

攻めるなら日経225銘柄限定でいってみよう!

取引対象だけ変えてみた資産グラフ
株価は期待で上昇します。日銀・GPIF期待の外国勢の気持ちを考えるとやはり攻めるは安定の日経225銘柄。

勝率が高い傾向がある逆張り戦略(終値が15日移動平均-10%以下になったら買い)で2014年9月から12月まで取引した場合の成績を、検証ソフトを使って検証をしてみると画像のような資産グラフになりました。
ちなみに資金は100万円、1取引あたり1,000円という手数料等を考慮した大きめの負荷をかけて検証しています。

日経225だけ対象とすると右肩上がりですが、ジャスダックやマザーズだけの新興銘柄狙いでは完全に右肩下がり。
これだけ見るとしばらくは日経225銘柄のみを対象とする気しかおきませんね。仕掛けるのが聞いたことがある銘柄ばかりだと気持ちも楽という効能もあります。(^^)

大納会の引け時点で15日移動平均-5%を下回っている日経225銘柄は、<4004>昭和電工、<4704>トレンドマイクロ<9503>関西電力です。
この銘柄が更に下落して15日移動平均から-10%以上離れてくるとこの逆張り戦略では仕込み時となりますのでぜひチェックしてみてください。
<4004>昭和電工、<4704>トレンドマイクロについては日銀がETFの買い入れ対象に入れているJPX日経インデックス400にも含まれてますのでなおさら狙い目です。

動きが大きく一発の利益が見込める新興を攻めるのは東証マザーズ指数・ジャスダックインデックスが2013年高値をブレイクしてからでもよいのではと思ってます。
指標を使って相場の大局を捉えつつ、攻め場所を変えてみるという作戦はかなり有効ですよ。
大内崇
有限会社ツクヨミ エンジニア兼セミナー講師
配信元: 達人の予想