明日の東京株式市場見通し
17日の東京株式市場は本来ならば、目先突っ込み警戒感が働く場面だが、原油市況安や為替の円高、海外株安連鎖の動きが一段の下値模索を促す可能性が高い。
16日の日経平均株価は一時380円以上の下げをみせた。11月28日から12月8日にかけての7日続伸で上昇した分は、その後の下げで消し飛び、時価は1万7000円を割り込み11月初旬以来の株価水準に落ち込んでいる。衆院選通過で目先的には利益確定売りが出やすいタイミングだったが、それ以上に海外から吹いてきた波乱風が強烈だった。
全体相場にとって痛いのはこれまで相場の好材料とみなされていた原油市況の下落が、世界経済の波乱要因としてリスクオフの流れに加勢していることだ。ロシアのルーブル炎上や株安を目の当たりにして、警戒感が強まっており、為替市場では安全資産である円買いの動きも誘発している。ただし、中期的視野に立てば原油安は日本経済にとってプラス材料にほかならない。仮に1万6000円台前半まで水準を切り下げる場面があれば、そこは勇躍買い向かって報われそうだ。
16日の日経平均株価は一時380円以上の下げをみせた。11月28日から12月8日にかけての7日続伸で上昇した分は、その後の下げで消し飛び、時価は1万7000円を割り込み11月初旬以来の株価水準に落ち込んでいる。衆院選通過で目先的には利益確定売りが出やすいタイミングだったが、それ以上に海外から吹いてきた波乱風が強烈だった。
全体相場にとって痛いのはこれまで相場の好材料とみなされていた原油市況の下落が、世界経済の波乱要因としてリスクオフの流れに加勢していることだ。ロシアのルーブル炎上や株安を目の当たりにして、警戒感が強まっており、為替市場では安全資産である円買いの動きも誘発している。ただし、中期的視野に立てば原油安は日本経済にとってプラス材料にほかならない。仮に1万6000円台前半まで水準を切り下げる場面があれば、そこは勇躍買い向かって報われそうだ。