明日の東京株式市場見通し
10日の東京株式市場は、きょうの地合い悪化を引き継いで売り優勢の展開が想定される。
ここ日経平均株価は過熱警戒感が意識されながらも、押し目買いに押し目なしの強調相場を続けてきたが、前日の1万8000円台へのワンタッチで振り子は振れ幅限界、揺り戻し局面に移行しそうだ。9日大引け時点で東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は119%と過熱警戒ゾーンとされる120%をわずかに下回ってきたが、過去の経験則でもいったんトレンドが変わると80%割れ水準まで調整するケースが多い。
9日前場は日銀のETF買いに対する期待から下値抵抗力をみせたものの、後場は為替の円高とアジア株安でこれが剥落した。特に中国・上海総合指数の下げがきつく、連鎖して欧米株安につながるようだと、10日の東京市場の下げもきつくなる可能性がある。週末はメジャーSQ、14日の日曜日には衆院選挙を控え、様子見ムードが強まりそうだが、選挙後は政策期待から切り返してくる可能性があり、中期視野で調整局面は買い場探しと前向きにとらえる必要がある。
ここ日経平均株価は過熱警戒感が意識されながらも、押し目買いに押し目なしの強調相場を続けてきたが、前日の1万8000円台へのワンタッチで振り子は振れ幅限界、揺り戻し局面に移行しそうだ。9日大引け時点で東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は119%と過熱警戒ゾーンとされる120%をわずかに下回ってきたが、過去の経験則でもいったんトレンドが変わると80%割れ水準まで調整するケースが多い。
9日前場は日銀のETF買いに対する期待から下値抵抗力をみせたものの、後場は為替の円高とアジア株安でこれが剥落した。特に中国・上海総合指数の下げがきつく、連鎖して欧米株安につながるようだと、10日の東京市場の下げもきつくなる可能性がある。週末はメジャーSQ、14日の日曜日には衆院選挙を控え、様子見ムードが強まりそうだが、選挙後は政策期待から切り返してくる可能性があり、中期視野で調整局面は買い場探しと前向きにとらえる必要がある。