米小売売上高に注意
先週末のNY外為市場では、強気の雇用統計を受けて、ドルが対円で2007年半ば以来の高値をつけるなど、ドルは主要通貨に対して急伸。週明けの東京市場では、121.84円水準まで続伸したが、予想外の弱気の本邦GDP改定値を受けて、株式市場と共に修正入りとなっている。95年の円高が急激に進んだ時との対比では、そろそろ黄色信号~赤信号が点滅する時間帯でもあった。
また、米感謝祭翌日の「ブラック・フライデー」では一部で不調が伝えられており、米国の小売売上高の内容次第では、年末商戦に対する懸念でドル売りという反応もあり得る。さらに、米暫定予算は12月11日に期限を迎える。米議会は政府機関の閉鎖回避に向け、新たな予算案を承認する必要がある。3月15日で期限が切れる米債務上限問題と合わせて、年末年始にかけてドル売り材料視される可能性にも注意したい。来週のFOMCに向けて波乱含みだ。
足元のドル円の修正目途だが、テクニカル面からは、心理的節目120円。11月27日の十字線安値~12月8日高値までの38.2%押しが120.07円。半値押し(119.52円)と重なる転換線。61.8%押しが118.97円。
この辺りも割れてくると、基準線や11月27日の十字線安値(117.20円)などが意識される。
さらに本格調整となるなら、10月15日安値~12月8日高値までの上昇に対する38.2%押し(115.48円)も視野に入るだろう。
まずは、120円どころでの押し目買い意欲の強さを見極めたい。深押しせず、FOMCで利上げの前倒し観測が強まるなら、2007年の124.15円が再び意識される流れとなる。
また、米感謝祭翌日の「ブラック・フライデー」では一部で不調が伝えられており、米国の小売売上高の内容次第では、年末商戦に対する懸念でドル売りという反応もあり得る。さらに、米暫定予算は12月11日に期限を迎える。米議会は政府機関の閉鎖回避に向け、新たな予算案を承認する必要がある。3月15日で期限が切れる米債務上限問題と合わせて、年末年始にかけてドル売り材料視される可能性にも注意したい。来週のFOMCに向けて波乱含みだ。
足元のドル円の修正目途だが、テクニカル面からは、心理的節目120円。11月27日の十字線安値~12月8日高値までの38.2%押しが120.07円。半値押し(119.52円)と重なる転換線。61.8%押しが118.97円。
この辺りも割れてくると、基準線や11月27日の十字線安値(117.20円)などが意識される。
さらに本格調整となるなら、10月15日安値~12月8日高値までの上昇に対する38.2%押し(115.48円)も視野に入るだろう。
まずは、120円どころでの押し目買い意欲の強さを見極めたい。深押しせず、FOMCで利上げの前倒し観測が強まるなら、2007年の124.15円が再び意識される流れとなる。