12日の東京株式市場見通し
12日の東京株式市場は、11日の勢いを持続し続伸を予想。日経平均は1万7000円台の心理的フシ目をついに終値でクリアしてきた。これは、市場関係者の多くが掲げる年内1万8000円チャレンジに向けた足場の確保ともいえる。
ここまでの上昇スピードを考慮して、本来は目先達成感から利食いをこなしつつ小休止となるのが妥当なところではあるが、米国株とドルが想定以上に強い動きをみせており、それを許さない雰囲気が漂う。東証1部の騰落レシオも99%台と、依然として過熱警戒域に届いておらず、循環物色の流れが全体相場の上昇指向を後押ししそうだ。
安倍政権の早期解散論が浮上していることは、消費再増税の延期も示唆するものであり、財政再建の遅れは日本にとってマイナスとの見方が強い。事実、国債利回りは急上昇したが、株式市場は本音の部分でこれを好感、これまで音無しだった消費関連株の一角も動意付くものが目立った。遅かれ早かれ調整局面は来るが、大勢波動に変化はなく、押し目は買い下がる方針で報われそうだ。
ここまでの上昇スピードを考慮して、本来は目先達成感から利食いをこなしつつ小休止となるのが妥当なところではあるが、米国株とドルが想定以上に強い動きをみせており、それを許さない雰囲気が漂う。東証1部の騰落レシオも99%台と、依然として過熱警戒域に届いておらず、循環物色の流れが全体相場の上昇指向を後押ししそうだ。
安倍政権の早期解散論が浮上していることは、消費再増税の延期も示唆するものであり、財政再建の遅れは日本にとってマイナスとの見方が強い。事実、国債利回りは急上昇したが、株式市場は本音の部分でこれを好感、これまで音無しだった消費関連株の一角も動意付くものが目立った。遅かれ早かれ調整局面は来るが、大勢波動に変化はなく、押し目は買い下がる方針で報われそうだ。