FOMC後のイエレン議長の発言はいかに!?
本日明朝に発表されたFOMCでは、ほとんどが市場の想定通りとなったものの、前回のFOMCで反対票を投じたフィラデルフィア連銀総裁とフィッシャー総裁賛成に周り、反対はミネアポリス連銀総裁だけとなったことは市場参加者へのサプライズとなったようです。
どちらかといえば、上方向がサプライズであったために、欧州市場からも一段高となったのではないでしょうか。
本日の高値は今のところ、109.30円ですが、ここには大きめのストップが観測されていたという噂です。ちょうどそのポイントで止まったことから、今のところ売り方の方が強い状況となっています。先週の金曜日に書きましたが、109円は近いうちに達成すると感じていましたので、このあたりの値動きは特に驚くところではありません。しかしながら、109円半ばを越えて、110円に乗せるというイメージはなく、再び107円台に反落する可能性の方が高いとのではないでしょうか。
その1つに、イエレン議長は株式市場に対して優しい見方であるということが挙げられます。これは一貫して書き続けていますが、
しかしながら、今回のFOMCでは会見がなかったことから、本日のイエレン議長の会見ではハト派よりな発言となることが想定されます。米国は今後数年間で相当なドル高になることが想定されることから、やはりドル高へと導くような発言を行うことは先のFOMCの会見をみても考えづらく思えます。
ましてや、対ユーロ・円・ポンド全てドル高に振れている現状ではなおさらではないでしょうか。
もう一度上を試す可能性は十分考えられるものの、上記のことから明日の景色は110円ではなくざっくりと108円台前半あたりではないでしょうか。
仮にイエレン議長がハト派的な発言をしないのであれば、その時は新高値(110.09円以上)を取りにいくとみて積極的に上値を追っていく投資家が押し寄せるのではないでしょうか。
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