ボラティリティ拡大
ドル円は、10日間安値割れでのトレンドフォロー系のテクニカル的な手仕舞い売りが出た後、強気の雇用統計を受けて急激に買い直されたものの、110円を回復できず反落、当欄で指摘したように値幅・スピードを伴った展開になっている。一目均衡表ではY字型波動形成中だ。
FOMC議事録で利上げ観測が後退した事もあり、下値を試す流れとなっているが、現在、106円台にある20日間安値が、日本の連休明けには107円台へ切り上がる。今回の上昇相場は、夏場にかけて長く保合った後、20日間高値や60日間高値を上抜いて、トレンド系の資金流入があった事が一因だが、10日間安値割れで利食いに続いて、20日間安値割れとなると、トレンドフォロー系の途転売りが意識される可能性。過熱感を表わす52週移動平均線との乖離率も、今年1月に修正が起きた時と同水準で、テクニカル的な修正が入りやすい地合いだ。
日本は3連休入り、米国市場もコロンブスデーで薄商いが予想される中での値飛びには注意したい。鬼門と呼ばれる10月の米株式市場もアップダウンを繰り返しており波乱含みだ。秋は世界的にも政治の季節に入ってくる。夏までの低ボラティリティが、秋にはハイ・ボラティリティとなっている流れは変わらないだろう。
8月に上方へブレイクした際との違いは、当時は20日間高値と60日間高値が重なっていたが、足もとは20日間安値は切り上がるものの、60日間安値は、101円台となっており、来週以降も急速に下値が切り上がる訳ではない。テクニカル的な売りで下げた後、急速に買い直されるような動きも想定されるだろう。
FOMC議事録で利上げ観測が後退した事もあり、下値を試す流れとなっているが、現在、106円台にある20日間安値が、日本の連休明けには107円台へ切り上がる。今回の上昇相場は、夏場にかけて長く保合った後、20日間高値や60日間高値を上抜いて、トレンド系の資金流入があった事が一因だが、10日間安値割れで利食いに続いて、20日間安値割れとなると、トレンドフォロー系の途転売りが意識される可能性。過熱感を表わす52週移動平均線との乖離率も、今年1月に修正が起きた時と同水準で、テクニカル的な修正が入りやすい地合いだ。
日本は3連休入り、米国市場もコロンブスデーで薄商いが予想される中での値飛びには注意したい。鬼門と呼ばれる10月の米株式市場もアップダウンを繰り返しており波乱含みだ。秋は世界的にも政治の季節に入ってくる。夏までの低ボラティリティが、秋にはハイ・ボラティリティとなっている流れは変わらないだろう。
8月に上方へブレイクした際との違いは、当時は20日間高値と60日間高値が重なっていたが、足もとは20日間安値は切り上がるものの、60日間安値は、101円台となっており、来週以降も急速に下値が切り上がる訳ではない。テクニカル的な売りで下げた後、急速に買い直されるような動きも想定されるだろう。