ＴＤＫが反発、輸出９割で為替の円安進行を好感

　ＴＤＫ<6762.T>が反発。外国為替市場で１ドル＝１０６円台に入るなど円安が進行しており株価支援材料となっている。同社は売り上げの９割を輸出で稼いでいるが、社内想定レートは１ドル＝１００円で、輸出採算の改善に対する期待が大きい。また、同社は中国子会社から国外への送金や中国子会社への入金といった業務を年内にひとつにまとめる方針であると９日付の日本経済新聞が報じた。中国政府が資金取引の規制を緩和しており、中国に進出する日本企業は、中国の国境をまたいだ資金のやりとりを一括して効率的に管理する動きが本格化している。そのなか、同社は中国から初めて認可を受けたという。

ＴＤＫの株価は９時７分現在５６００円（△１４０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）