相場は実需が決める
先週末のジャクソンホールでのイエレンFRB議長による講演、市場関係者の間からはイエレン議長が「ハト派」から「中立」へと受け止めたようですが、個人的には何らこれまでの発言と変わりなく、「利上げについては今後の経済指標次第」と言うことではなかったかと。市場が勝手に細かなワードに反応し、いいとこ取りをした感が否めません。ただ、先週の動きを踏まえ、ドル円はこれまでの101~103円のレンジの上限をブレーク、103~105円に切り上がりました。
今週は月末最終週。実需の動きが活発化します。輸出企業は社内レート(大方は100円)を下回る円高に振れるリスクが後退したことで、従前以上にヘッジを先送りする可能性がある一方、輸入企業は社内レート(105円水準が多いと思われます)が脅かされる可能性が出始めているだけに、ヘッジ意欲が増してくる可能性があります。ただ、このところのドル円の動きを見ていると、やや買われすぎ。一気に105円を目指すには新たなドルに関する材料が必要となりそうです。
今週は月末最終週。実需の動きが活発化します。輸出企業は社内レート(大方は100円)を下回る円高に振れるリスクが後退したことで、従前以上にヘッジを先送りする可能性がある一方、輸入企業は社内レート(105円水準が多いと思われます)が脅かされる可能性が出始めているだけに、ヘッジ意欲が増してくる可能性があります。ただ、このところのドル円の動きを見ていると、やや買われすぎ。一気に105円を目指すには新たなドルに関する材料が必要となりそうです。