【買い】池上通信機(東1)20年の東京五輪に向けて放送開始を前倒しへ

著者:小野山功
投稿:2014/08/27 08:59

主な取引先は「NHK」!ODAによる海外輸出への期待も。

■注目銘柄

池上通信機(東1)

放送機器の老舗企業。NHKが主要取引先で、4K(フルハイビジョンの4倍の解像度)、8K(同8倍)に対応した放送設備関連として注目されます。

オリンピックを6年後に控え、総務省が「4Kテレビ放送」のBSでの試験放送を、4年程度前倒しし、2016年に始める方針の方針と報じられました。

放送局の設備投資抑制で長らく業績が低迷していましたが、国内での4K放送に対応した新製品の伸びが期待されることが期待されます。

また、東芝との提携効果や監視カメラなどセキュリティ製品が伸び、前期(14年3月期)は3年連続の黒字を達成するなど業績が改善傾向で、『実に16期ぶりに復配を果たしていることから、安心感も魅力』です。

このほか、海外輸出への期待も高まります。

25日の日経新聞電子版で、「総務省が日本企業による通信・放送関連設備の輸出を支援する。」と報じられました。

次世代ハイビジョン放送網が整っていないベトナムやインドなどでインフラ整備に協力するとしており、日本式が採用されれば、放送機器の販売で有利になります。

国内外での販売増が見込まれる一方、株価はPBR=0.7倍程度と見直し余地は大きいと考えます。

小野山 功
小野山功
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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