住宅価格と政策金利
明日の政策会合で0.25%の追加利上げを実施、その後は、経済指標結果を睨みながら政策金利を据え置くのではないかと言うことは十分に考えられます。
ただ、私は今回の政策金利の引き上げは、住宅価格による部分が大きいと以前から見ており、年内の政策金利据え置きには懐疑的です。下記チャートはQV住宅価格指数(前年比)の推移を表したものですが、ピークから下がりつつあるとはいえ、依然8%の高水準。この数値が意味するのは、住宅バブルが起こっているということであり、このバブルを押さえるにはやはり政策金利の引き上げが必要だと考えます。
RBNZは以前、年末までの政策金利4.0%の可能性について言及していました。同じオセアニア地域でもRBNZの方がRBAに比し、市場との対話がしっかりしており、明日の政策会合で利上げ、その後年内据え置きとなることは無いのでは?と言うのが私のシナリオです。