<話題の焦点>=ICカード化で政府が目標、東京五輪開催に向けビジネスチャンス

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/07/17 12:07
 経済産業省は2020年までに、国内で流通するすべてのクレジットカードにICチップを付ける目標をたてるという。カードのIC対応で政府が目標を掲げるのは初めてだが、狙いは20年の東京オリンピックで日本を訪れる外国人観光客に不安を感じさせないように、IC付きカードと決済に対応した店舗、金融システムを普及させることにあるようだ。

 ICカードは国際的にはスマートカード、チップカードとも呼ばれ、日本では演算処理機能を持つものを指す。カード内にRAMやROMなどの半導体メモリーを組み込むことで、情報量が大きく増加、さらに、CPUやコプロセッサなどを内蔵すれば、カードで情報処理も可能になる。接触型と非接触型があり、いずれも国際規格で標準化されている。

 クレジットカード国際ブランドのビザは、偽造詐欺によるカードの不正利用に対するセキュリティー施策の一環としてPOS端末とATMのIC化に力を入れている。

◆ICカード化関連銘柄

銘柄(コード)   取り組み内容

日特エンジ<6145.T> 通信距離、アンチコリジョン性能に優れる非接触ICタグ・ICカードを取り扱う
日立<6501.T>    ICカードのシステム導入コンサルから、カード発行、システム構築まで、トータルソリューション提供
東芝<6502.T>    複数の決済アプリケーションを搭載し、高セキュリティーを実現したICカードを開発
ルネサス<6723.T>  金融決済、ID、交通分野向けICカードの多機能化に対応したセキュリティー機能内蔵マイコンを扱う
ソニー<6758.T>   非接触型ICカードの技術方式FeliCa(フェリカ)を開発
凸版印<7911.T>   ICカードシェア4割と大日本印刷に次ぐ大手、さまざまな形状に加工可能なNFC対応ICタグを開発
大日印<7912.T>   ICカード大手でICクレジットカードの設計から開発、製造、発行までトータルに手掛ける


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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