レンジ相場継続のシナリオも
ドル円は米ADP雇用統計を受けて200日移動平均線をわずかに回復してきた。ただし、逆相関のNY金も、200日移動平均線を上回っており、ドルの強気に完全には転じ切れない状況だ。
今晩は、米独立記念日前の薄商いの中、雇用統計と同時刻にドラギ欧州中銀総裁の会見もあり、通常以上に荒っぽい値動きも想定される。
一部市場では短縮取引となり、乱高下が収まった後、明確なトレンド発生となるか否かは不透明だ。ドル円の値動きだけでなく、NY金の値動きとのダブルチェックで、中長期トレンド認識を行いたい。
低ボラティリティ継続からの放れを期待する向きも多いが、イラクやウクライナを始めとする地政学リスクが燻りを見せる中、ECB理事会と米雇用統計を受けても、ドル円のレンジ相場が継続するようなら、8月のジャクソンホール辺りまで、もたついた相場付きが継続する可能性もあろう。
一方、NY株式市場は三角保合いを上に放れた後の中段の保合いを形成しているが、強気の雇用統計が確認されれば、高値警戒感や、米外交能力の落ち込み等の問題はあるものの、好調なマクロ経済指標を反映して史上最高値更新を継続見通しだ。日本株もドル円が雇用統計がネガティブサプライズで極端な円高に振れなければ、心理的節目15000円近辺にある基準線を下値支持として上値を試す流れとなりそうだ。
今晩は、米独立記念日前の薄商いの中、雇用統計と同時刻にドラギ欧州中銀総裁の会見もあり、通常以上に荒っぽい値動きも想定される。
一部市場では短縮取引となり、乱高下が収まった後、明確なトレンド発生となるか否かは不透明だ。ドル円の値動きだけでなく、NY金の値動きとのダブルチェックで、中長期トレンド認識を行いたい。
低ボラティリティ継続からの放れを期待する向きも多いが、イラクやウクライナを始めとする地政学リスクが燻りを見せる中、ECB理事会と米雇用統計を受けても、ドル円のレンジ相場が継続するようなら、8月のジャクソンホール辺りまで、もたついた相場付きが継続する可能性もあろう。
一方、NY株式市場は三角保合いを上に放れた後の中段の保合いを形成しているが、強気の雇用統計が確認されれば、高値警戒感や、米外交能力の落ち込み等の問題はあるものの、好調なマクロ経済指標を反映して史上最高値更新を継続見通しだ。日本株もドル円が雇用統計がネガティブサプライズで極端な円高に振れなければ、心理的節目15000円近辺にある基準線を下値支持として上値を試す流れとなりそうだ。