<私の相場観>=SBI証券・投資調査部長 鈴木 英之氏

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/26 12:22
 今後1カ月程度の日経平均株価のレンジは1万5000~6000円前後を見込んでいる。

 24日に発表された新成長戦略に対する市場の反応は限定的だった。ただ、法人税減税などを決定したことは、市場のプラス要因となるだろう。

 4月の消費増税に伴う景気への影響が懸念されてきたが、減速は一時的で立ち直りの動きも出ている。英金融情報会社Markitが発表した6月のMarkit/JMMA日本製造業PMIは、51.1と堅調だった。同指数は、5月も改善傾向だった。

 今後は7月1日に発表される日銀短観や小売り関連企業の決算内容を確かめる展開となりそうだ。ここで、景気の底堅さが確認されれば、日経平均株価も上値を試す展開が予想される。

 また、NYダウが1万7000ドル台に乗せてくれば、東京市場上昇の追い風になりそうだ。 
 低金利が続くなか三井不動産<8801.T>など不動産株に期待したい。また、ヤオコー<8279.T>などの食品スーパーやココスジャパン<9943.T>などのファミリーレストランといった消費関連株に注目している。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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