あす(24日)の株式相場見通し=過熱感映し一服商状、市場は微調整を想定

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/23 18:37
 あす(24日)の東京株式市場は、短期間での急上昇に対して一段と過熱感が強まっていることもあり、日経平均株価は一服商状となりそうだ。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は159.9%と一段と過熱状態を増し、警戒感が強まっている。また、23日の日経平均株価終値は、前週末比19円高の1万5369円と小幅反発したものの、後場はこの日の安値圏での狭いレンジで推移した。また、東証1部の売買代金は、1兆8216億円と、活況の目安とされる2兆円を下回った。
 市場関係者は「中期的な視点に立てば、上昇波動が新たな段階に入ったことは疑いの余地はないが、短期的に見た場合には過熱感からの高値警戒が大きくなって当然の水準といえる。一度、1万5000円台を固める調整場面を挟む可能性が高い」との見方が出ている。
 日程面では、インターネット広告のリアルタイム広告枠取引を行うDSPおよびビッグデータを分析するDMPの提供を手掛けるフリークアウト<6094.T>が東証マザーズに新規上場する。このほか、安倍首相の記者会見、日フィリピン首脳会談に注目。海外では、5月の米一戸建て住宅販売、米4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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