<動意株4日>(前引け)=カーバイド、エイチーム、住友精化

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/04 12:19
 日本カーバイド工業<4064.T>=大幅高。目先は3月11日に上ヒゲでつけた高値282円が戻り相場の要衝となっているが、時価はそこを目前にとらえており、「上抜けば否が応にも市場の注目度が高まる」(市場関係者)状況にある。特定資金の介在思惑をバネに昨年6月から7月にかけ株価は794円の高値に駆け上がった。その後は、追随した個人投資家資金の信用買い残が重荷となり、追い証を回避した投げを絡めて大幅な調整を余儀なくされた。株価は一昨年の水準まで完全に往って来いとなったが、ここにきて切り返し鮮明、因縁玉を迎えに行く展開となっている。

 エイチーム<3662.T>=一時ストップ高。きょう付の日本経済新聞で、東京証券取引所への株式上場の準備を進めているLINE(東京都渋谷区)が、米国での同時上場も検討すると報じられたことを受けて、LINEと同じ韓国NHNグループのNHNエンターテインメントと合弁会社を設立し、LINEやカカオトークなどのメッセンジャープラットフォーム向けゲームを開発する同社にも関連銘柄物色の波が波及したようだ。また、同社は第3四半期決算を来週13日に発表予定であり、これに対する期待感もあるようだ。

 住友精化<4008.T>=3連騰。紙おむつは経済成長に伴い新興国で普及が拡大しており、主要部材の高吸水性樹脂(SAP)を手掛ける同社の収益に強力なフォローの風を形成。SAPの需要は中期的にも新興国で年間10%前後の成長が見込まれているが、同社は昨年の夏に生産能力を増強したのに続き、5月28日にも韓国で生産ライン新設する方針を発表、今、来期の需要取り込みに盤石な布陣をみせている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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