<動意株27日>(大引け)=イナリサーチ、リブセンス、星光PMCなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/05/27 15:06
 イナリサーチ<2176.T>=ストップ高。同社は午後1時に、東海大学、滋賀医科大学および慶應義塾大学と「MHC統御カニクイザルの有用性評価と計画生産の検討」を研究テーマに共同研究契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが入った。同研究テーマは、科学技術振興機構の2013年度「研究成果最適展開支援事業(A-STEP)【産学共同促進】ステージ シーズ育成タイプ」に採択されており、共同研究機関は17年11月30日まで。なお、今後の業績への影響は軽微としているが、来期以降については現在算定中としている。

 リブセンス<6054.T>=大幅続伸。15日に発表した第1四半期(1~3月)単独決算が売上高9億8700万円(前年同期比15.3%増)、営業利益1億3700万円(同67.2%減)、純利益8200万円(同65.0%減)と大幅減益となったことから株価は急落していたが、5月21日の安値633円で底値到達感が台頭したことで、買い戻しが継続している。

 星光PMC<4963.T>=大幅高で4日続伸。自動車や電子部品など幅広い分野に応用が期待される次世代素材セルロース・ナノファイバー(CNF)では自動車用高機能化グリーン部材の研究開発で先行。タッチパネル用部材の電機抵抗を約3割減少させる最先端省電力素材「銀ナノワイヤ」でも銀の繊維を均一に分散させる技術を確立している。株価刺激材料は豊富で、全般水準訂正に対する出遅れ感から、買い戻しの動きが加速している。

 リプロセル<4978.T>=ストップ高。26日に米英2社を買収し子会社化すると発表したことが評価されている。買収するのは米国の「BioServe  Biotechnologies」社と英国の「Reinnervate」社。BioServe社はヒト生体材料のバンキングおよび提供、前臨床向け研究受託サービスを手掛ける。Reinnervate社は、3次元培養デバイスの開発・製造・販売を行っている。両社の買収に伴い米国、欧州の販路拡大や製品ラインアップの拡大が期待されている。

 アドテック<6840.T>=一時ストップ高。前日にストップ高まで買われた流れを引き継ぐ格好。同社は前週末23日に、コンテンツ事業の拡充を図ることを目的に定款を一部変更したと発表している。同社は昨年12月に、音楽・映像ソフトの企画、開発、流通、販売、配信などを手掛けるティームエンタテインメント(渋谷区)を買収。これを機にグループ全体としてコンテンツ事業の拡充に注力しており、事業領域の拡大に備えて目的事項を追加するに至ったという。
 
 ユーグレナ<2931.T>=堅調。同社は26日に、栄養素を豊富に含むミドリムシを配合したお中元ギフト12商品を小田急百貨店新宿店で販売すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。なお、イトーヨーカドーでは4月から、ミドリムシ入り食品コーナーを展開している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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