ドル円は上値の重い展開継続へ・・・・
昨日、イェレン・FRB議長は議会証言に於いて、「米経済にかなりの支援必要」「労働市場の大幅な緩みが存在」「軟調な住宅市場と地政学的な緊張がリスク」等と述べました。或る程度予想通りではあったものの、結構、ハト派的な内容と解釈されました。
この為、ウクライナ情勢の緊張緩和を受けて、一時102円台を回復していたドル円は、米中短期国債の利回り低下等を受けて、101円台半ばまで反落となりました。しかし、その後、議長証言が緩和姿勢継続を示した事により、米国株式市場で買い安心感が強まり、NYダウが大幅上昇となった為、ドル円は再び、101円台後半まで反発しました。
今日の東京時間には、日経平均株価の3日ぶりの急反発等も加わったのですが、ドル円は102円台を回復する事は出来ず、現在は、再び、101.70円台までじりじりと値を下げています。今日は、豪雇用の強さや中国の貿易統計を受けて、豪ドルが対ドル、対円で上昇。しかし、豪ドル円上昇もドル円上昇にはつながらず、こうなると、ドルの上値の重さが依然として強く意識されてしまいます。
今夜は、ECBとイングランド銀行が、金融政策理事会(委員会)を行う予定ですが、いずれも現状維持と予想されています。その場合、ポンドは比較的堅調な地合いを維持し、ドルが売られる可能性があります。一方、ドラギ・ECB総裁が記者会見で、ユーロ高をけん制する可能性はありますが、追加金融緩和策を行わなければ、ユーロ売り・ドル買いは一時的なものに留まり、結局、ユーロ堅調、ドル軟調な展開に戻る可能性も高いものと思われます。そうなれば、広範なドル売りの状況が継続する事となりますから、ドル円は一段と上値の重い展開となりそうです。
この為、ウクライナ情勢の緊張緩和を受けて、一時102円台を回復していたドル円は、米中短期国債の利回り低下等を受けて、101円台半ばまで反落となりました。しかし、その後、議長証言が緩和姿勢継続を示した事により、米国株式市場で買い安心感が強まり、NYダウが大幅上昇となった為、ドル円は再び、101円台後半まで反発しました。
今日の東京時間には、日経平均株価の3日ぶりの急反発等も加わったのですが、ドル円は102円台を回復する事は出来ず、現在は、再び、101.70円台までじりじりと値を下げています。今日は、豪雇用の強さや中国の貿易統計を受けて、豪ドルが対ドル、対円で上昇。しかし、豪ドル円上昇もドル円上昇にはつながらず、こうなると、ドルの上値の重さが依然として強く意識されてしまいます。
今夜は、ECBとイングランド銀行が、金融政策理事会(委員会)を行う予定ですが、いずれも現状維持と予想されています。その場合、ポンドは比較的堅調な地合いを維持し、ドルが売られる可能性があります。一方、ドラギ・ECB総裁が記者会見で、ユーロ高をけん制する可能性はありますが、追加金融緩和策を行わなければ、ユーロ売り・ドル買いは一時的なものに留まり、結局、ユーロ堅調、ドル軟調な展開に戻る可能性も高いものと思われます。そうなれば、広範なドル売りの状況が継続する事となりますから、ドル円は一段と上値の重い展開となりそうです。