<私の相場観>=アルゴナビス・フィナンシャルコンシェルジュ 清水 洋介氏
当面の株式市場は米国の状況に左右される展開が続きそうだ。
米財政協議の行方が市場の関心を集めているが、米国債のデフォルトは回避されることになった。ただ、懸念されるのは、米国債に格下げの可能性を警告する動きが出ていることだ。米財政協議が歩み寄りで妥結しても、来年2月までの債務上限の引き上げという期限付きの内容では、やはり格下げの可能性は残るだろう。米格下げ懸念が強まれば、米国株や日本株などの下げ要因となることが予想できる。
このなか、当面は株価の上値は重い展開が見込まれる。今後1カ月程度の日経平均株価の予想レンジは1万2500~1万4800円程度とみている。為替の円安が進んでも99円台半ば程度だろう。
注目銘柄としては、景気鈍化懸念が後退している新興国関連銘柄に妙味があるとみている。ブリヂストン<5108.T>やヤクルト<2267.T>などに注目している。スズキ<7269.T>やダイハツ工業<7262.T>なども面白そうだ。円高懸念が残るなかでは、自動車や電機の主力株はやや手掛けにくいだろう。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
米財政協議の行方が市場の関心を集めているが、米国債のデフォルトは回避されることになった。ただ、懸念されるのは、米国債に格下げの可能性を警告する動きが出ていることだ。米財政協議が歩み寄りで妥結しても、来年2月までの債務上限の引き上げという期限付きの内容では、やはり格下げの可能性は残るだろう。米格下げ懸念が強まれば、米国株や日本株などの下げ要因となることが予想できる。
このなか、当面は株価の上値は重い展開が見込まれる。今後1カ月程度の日経平均株価の予想レンジは1万2500~1万4800円程度とみている。為替の円安が進んでも99円台半ば程度だろう。
注目銘柄としては、景気鈍化懸念が後退している新興国関連銘柄に妙味があるとみている。ブリヂストン<5108.T>やヤクルト<2267.T>などに注目している。スズキ<7269.T>やダイハツ工業<7262.T>なども面白そうだ。円高懸念が残るなかでは、自動車や電機の主力株はやや手掛けにくいだろう。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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