「先高観は強い」
本日の日経平均は347.57円高の13867.00円で取引を終了した。朝方から買い優勢となり、その後も一段高の展開。安倍首相が法人税減税に言及したことで、企業業績にプラスとの見方が台頭した。日経平均は高値引け。日経平均の日足チャートでは、窓を空けて上昇。前日の上ひげを楽々突破しており、強気ムードが広がっている。最終的には大陽線が出現し、先高観の強いチャート形状。軸上向きを示唆する形となっており、軸はあっさりと反転してしまったようだ。もちろん軸が反転する原因となったのが、「安倍首相による法人税減税の検討指示」である。仮に実効税率を現行の38%から30%程度まで下がれば、事実上企業収益は2.4兆円から3.2兆円ほど改善する。これが恒久的に行われることになれば、将来収益(キャッシュフロー)の現在価値の合計である株価がかなり上昇するというわけだ。