沢井製薬が新高値、４～６月期好業績に大手証券が格上げ

　沢井製薬<4555>が大幅反発。前日比1780円高の１万3480円まで上昇し、５月14日に付けた１万3160円を更新した。2000年12月の東証上場後の高値を更新。８日に発表した2014年３月期第１四半期（４～６月期）決算と、大手証券のレーティング格上げが買い手掛かり材料視されている。

　連結純利益が前年同期比39.5％増の37億7000万円となった。高脂血症治療薬など後発医薬品が高い伸びとなった。野村證券は、同社の投資判断を従来の「Neutral」から「Buy」に引き上げ、目標株価を同11700円から15000円に引き上げた。４～６月期は新工場の稼働率およびコスト抑制が想定を上回り、７～９月期以降に多少のコスト増を考慮しても2014年３月期営業利益は205億円（会社計画180億円）を達成できるとの見解を示している。コスト抑制能力も改めて認識し、中長期の利益率予想を引き上げたようです。

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