「中長期トレンドに変化はなし」
本日の日経平均は346.60円高の13033.12円で取引を終了した。朝方は軟調スタートだったものの、売り一巡後は押し目買いが優勢。チャート上の節目を死守したことで、買い安心感が強まったほか、為替が円安に動いたことで、輸出関連株には買いが入った。ただ、東証一部の2兆円を割り込み、市場エネルギーは減退。薄商いのなか、指数だけが一方的に上下する変動率の高い相場となっている。日経平均の日足チャートでは大陽線が出現。安値圏での押し目買い意欲の強さを示唆しており、とりあえずは暴落のシナリオは後退した。ただ、チャートは軸下向きの形状が継続しており、中長期的なトレンドに変化はない。いずれ下値を模索する動きが予想され、遅かれ早かれ株価は軟調に推移するだろう。