「投資家のリスク回避が鮮明」
本日の日経平均は843.94円安の12445.38円で取引を終了した。朝方から売りが優勢となり、その後はさらに下値を試す動き。主力株にはリスク回避の売りが出て、全面安の様相となった。日経平均の日足チャートでは、ローソク足で大陰線が出現。「窓理論」で買い継続のなか、下落したことで、「軸下向き」が鮮明になっている。6/7の安値(12548.20円)を下回ったことで、重要な節目もブレイク。下値不安が一気に高まる展開となっている。株価が下落した要因は、海外ヘッジファンドの処分売りとみられている。英マングループなどデリバティブを使って日本株に投資している主体が、最近の急落によって多額の損失を被ったとみられる。それに伴うポジション整理が全面に出ており、国内の投資家も処分売りを急がされたといった展開だ。