「GW明けは敗戦処理?」
本日の日経平均は61.51円安の13799.35円で取引を終了した。朝方から軟調な値動きとなり、終始小幅安の水準で推移した。全体相場は動意に乏しく、基本的には決算発表などをした個別銘柄を物色する流れ。日経平均のローソク足では小陰線が出現しており、売り圧力の強さを示唆している。ただ、全体的に大きく相場が崩れることはなく、上昇相場のなかの適度な調整局面とみられる。高値圏での天井到達感も乏しく、「何もなければ」、明日以降、再度高値を試す動きになるだろう。しかし、本日、新興株のリーディングストックが崩れたことには注意する必要がある。ユーグレナ(2931)は一時ストップ高買い気配となる場面もあったが、引けにかけて失速。前日比9%安となった。「いかにも天井」といったチャート形状となっており、個人投資家主導の狂乱相場が終了した可能性がある。同じく個人に人気の高いガンホー(3768)も12%安。ゴールデンウィ―ク明け後は「敗戦処理」に追われ、地獄を見る投資家も出てきそうだ。