「ボストン・テロで一時急落、軸は下向きか」
本日の日経平均は54.22円安の13221.44円で取引を終了した。朝方は米国株の急落、円高の進行、商品市況の急落を受けて大幅安のスタート。日経平均先物が13000円の大台を割り込んだことで、ストップ・ロスの投げ売りを巻き込み、寄り付きは大幅安のスタートとなった。しかし、売り一巡後は需給が改善し、徐々に下げ渋る展開。商品市況、為替、アジア株が落ち着いた動きとなり、日経平均は前日比プラスに転じる場面もあった。前場終了段階でTOPIXの下落率が1%を超えていたことも、日銀によるETF買いの思惑が強める要因となった。窓空け下落にこそならなかったものの、「窓・壁・軸理論」では「軸下向き」を示唆。短期的には下方の大きな窓(12634.54円―12831.10円)を目指す展開が予想される。