兎にも角にも日銀会合次第
あす(4日)の東京株式市場は、きょう(3日)の大幅上昇の後を受けて、売りが先行する可能性が高い。ただ、市場関係者の関心は、黒田東彦総裁率いる新体制で臨む日銀金融政策決定会合に集中しており、発表される政策の内容次第では、株価が大きくブレる可能性もある。3日の東京株式市場は、欧米株高を受けてリスクオフの巻き戻しが起こり、ほぼ全面高となった。日経平均株価終値は、前日比358円高の1万2362円と、2月6日の416円高に次いで、今年2番目の上げ幅で急反発した。
既に具体的な金融緩和策については、かなりの部分が織り込まれていることから、市場関係者の多くが「異次元」と受けとれるようなサプライズを伴う政策の発動は難しいものと見られている。市場関係者は「3日の株価急反騰によって、決定会合後に売られる分のショックアブソーバーが敷かれたような感覚。それが安心感につながって、多少の期待外れなら、小幅安で済むのではないか」としている。次回4月26日の決定会合に期待がつながる可能性もある。
既に具体的な金融緩和策については、かなりの部分が織り込まれていることから、市場関係者の多くが「異次元」と受けとれるようなサプライズを伴う政策の発動は難しいものと見られている。市場関係者は「3日の株価急反騰によって、決定会合後に売られる分のショックアブソーバーが敷かれたような感覚。それが安心感につながって、多少の期待外れなら、小幅安で済むのではないか」としている。次回4月26日の決定会合に期待がつながる可能性もある。