「円安基調を受け、軸上向きが継続」
先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は149.21ドル高の14009.79、ナスダック総合指数は36.97ポイント高の3179.10となった。また、シカゴ日経平均先物(円建て)は11280円付近での推移。したがって本日の東京株式相場は買い先行の展開を想定。上値を試すものと思われる。
外国為替市場では円相場が下落。1ドル=92円台後半、1ユーロ=126円台後半での推移となっている。輸出関連株を中心に買いが入ると思われ、上値模索の動きが継続しそうだ。
注目の米雇用統計は市場予想を下回る15.7万人増。米雇用の改善ペースが鈍いとの見方が広がり、一時は円買い・ドル売りが優勢となった。ただ、昨年11月の改定値が24.7万人増に大幅に引き上げられ、米雇用に対する楽観的な見方が台頭。円売り・ドル買いが優勢となった。
足下では安倍政権への期待が根強く、また、欧米リスクの後退もあり、円売り基調が続いている。株式相場は為替市場との連動性が非常に強く、現時点でのトレンド変化は感じられない。「窓・壁・軸理論」でも「軸上向き」との判断であり、しばらく上値模索の動きが続きそうだ。
ただ、日経平均の日足チャートでは、10年4月以降、一番高いところの窓を埋めようとしている。窓上限(11255.80円)に到達したあと、強い達成感が出る可能性があり、そのへんには注意をしたい。もし、ローソク足で陰線が出現し、前日比マイナスになるような事態となれば、大天井となる可能性もある。大引けまでの動きをよく観察し、軸の傾きを感じるようにしたい。
今週は特に大きなイベントはない。日銀総裁・副総裁人事を睨みながら、米財政の崖を再び警戒するような展開。企業の決算発表は目白押しだが、全体を揺るがすようなイベントに発展しそうもない。週末のオプションSQに向けて、波乱の動きも予想されるが、売り方が「総ギブアップ」の状態では、大きな変化も出てこないだろう。「どこまで上値を試せるのか」――チキンレースの限界を探るような動きが予想され、一時的に上昇スピードが加速する可能性がある。2月限オプションのインプライドボラティリティは、25%近くまで上昇。私の判断基準である25%に接近しており、やや相場がブレやすいとも言えるだろう。行き過ぎた上昇の後には急速な転換もあるだけに、そのような動きが出てきたときには警戒するようにしたい。
外国為替市場では円相場が下落。1ドル=92円台後半、1ユーロ=126円台後半での推移となっている。輸出関連株を中心に買いが入ると思われ、上値模索の動きが継続しそうだ。
注目の米雇用統計は市場予想を下回る15.7万人増。米雇用の改善ペースが鈍いとの見方が広がり、一時は円買い・ドル売りが優勢となった。ただ、昨年11月の改定値が24.7万人増に大幅に引き上げられ、米雇用に対する楽観的な見方が台頭。円売り・ドル買いが優勢となった。
足下では安倍政権への期待が根強く、また、欧米リスクの後退もあり、円売り基調が続いている。株式相場は為替市場との連動性が非常に強く、現時点でのトレンド変化は感じられない。「窓・壁・軸理論」でも「軸上向き」との判断であり、しばらく上値模索の動きが続きそうだ。
ただ、日経平均の日足チャートでは、10年4月以降、一番高いところの窓を埋めようとしている。窓上限(11255.80円)に到達したあと、強い達成感が出る可能性があり、そのへんには注意をしたい。もし、ローソク足で陰線が出現し、前日比マイナスになるような事態となれば、大天井となる可能性もある。大引けまでの動きをよく観察し、軸の傾きを感じるようにしたい。
今週は特に大きなイベントはない。日銀総裁・副総裁人事を睨みながら、米財政の崖を再び警戒するような展開。企業の決算発表は目白押しだが、全体を揺るがすようなイベントに発展しそうもない。週末のオプションSQに向けて、波乱の動きも予想されるが、売り方が「総ギブアップ」の状態では、大きな変化も出てこないだろう。「どこまで上値を試せるのか」――チキンレースの限界を探るような動きが予想され、一時的に上昇スピードが加速する可能性がある。2月限オプションのインプライドボラティリティは、25%近くまで上昇。私の判断基準である25%に接近しており、やや相場がブレやすいとも言えるだろう。行き過ぎた上昇の後には急速な転換もあるだけに、そのような動きが出てきたときには警戒するようにしたい。