午前中は円高も午後は戻す=東京為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/11/19 15:45
午前中は円高も午後は戻す=東京為替概況
   
 前日の海外市場で1ドル=155円30銭台まで一時上昇したドル円は、NY市場午後にドル高円安に調整が入ったことを受けて154円60銭台で東京朝を迎えると、高値からの調整ムードが継続する形で売りが強まり、昼にかけて153円96銭と154円割れまでドル売り円買いとなった。海外勢を中心に来月の日銀金融政策決定会合での利上げ実施期待が残っており、短期金利市場での織り込みが52.6%と過半数を超えていることなども円買いを誘った。ただ、昨日の安値153円84銭に届かずに午後は反発を見せると、154円50銭台まで戻している。日経平均や香港ハンセン指数などのしっかりした動きが円売りを誘ったとみられる。
  
 昨日の海外市場でドル安が広がり1.0530前後から1.0600台を付けたユーロドルは、1.0600超えでのユーロ買いに慎重も、下がると買いが出る流れ。1.0590台を中心とした推移が続いた。午後に入って1.0600を試すも、大台超えでの買いに慎重な動きが見られると、1.0580台へ下げている。
  
 クロス円はドル円の下げもあって午前中は軟調。ユーロ円は朝の163円90銭台から昼前後に163円12銭を付けた。ドル円の反発もあって午後は買いが強まり163円60銭台を付けている。
  
MINKABUPRESS 山岡

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