来週の為替相場見通し=ドル高地合いが継続か
来週のドル円相場は、トランプ前大統領の返り咲きを受けたドル高地合いが続くかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=151円00銭~154円50銭。
5日投開票の米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利し、同時に実施された米連邦議会選で共和党が上院の過半数を確保したことで、次期政権が減税や規制緩和を進めるとの期待からドルが買われやすくなっている。仮に開票作業が進む下院でも共和党が多数派となればインフレ再燃の思惑を背景とした米金利の上昇と、それに伴うドル高圧力の継続が見込まれる。ただ、三村淳財務官が7日の朝方に為替相場について「極めて高い緊張感をもって注視する。行きすぎた動きに対しては適切な対応をとっていく」などと発言しており、日本の通貨当局による円買い介入への警戒感から積極的には円を売りにくい。また、13日発表の米10月消費者物価指数(CPI)、14日発表の米10月卸売物価指数(PPI)、15日発表の米10月小売売上高の結果を受け、次回12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に対する見方に変化があればドル円相場が大きく動く可能性もありそうだ。
このほか、来週に海外で予定される主な経済指標は、12日に10月のドイツCPI改定値と11月のユーロ圏ZEW景況感調査、13日に9月のユーロ圏鉱工業生産、14日に7~9月期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値と前週分の米新規失業保険申請件数、15日に11月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数と10月の米鉱工業生産など。国内では11日に9月の経常収支、13日に10月の国内企業物価指数、15日に7~9月期GDP速報値が公表される。
出所:MINKABU PRESS
5日投開票の米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利し、同時に実施された米連邦議会選で共和党が上院の過半数を確保したことで、次期政権が減税や規制緩和を進めるとの期待からドルが買われやすくなっている。仮に開票作業が進む下院でも共和党が多数派となればインフレ再燃の思惑を背景とした米金利の上昇と、それに伴うドル高圧力の継続が見込まれる。ただ、三村淳財務官が7日の朝方に為替相場について「極めて高い緊張感をもって注視する。行きすぎた動きに対しては適切な対応をとっていく」などと発言しており、日本の通貨当局による円買い介入への警戒感から積極的には円を売りにくい。また、13日発表の米10月消費者物価指数(CPI)、14日発表の米10月卸売物価指数(PPI)、15日発表の米10月小売売上高の結果を受け、次回12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に対する見方に変化があればドル円相場が大きく動く可能性もありそうだ。
このほか、来週に海外で予定される主な経済指標は、12日に10月のドイツCPI改定値と11月のユーロ圏ZEW景況感調査、13日に9月のユーロ圏鉱工業生産、14日に7~9月期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値と前週分の米新規失業保険申請件数、15日に11月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数と10月の米鉱工業生産など。国内では11日に9月の経常収支、13日に10月の国内企業物価指数、15日に7~9月期GDP速報値が公表される。
出所:MINKABU PRESS
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