ユーロ円も１５８円台に急落する展開 ＥＣＢの１０月利下げ期待が相次ぐ＝ＮＹ為替

　きょうの円相場は、自民党総裁の結果を受けて急速な円高が見られている中、ユーロ円も急落。ユーロ円は一時１６３円台半ばまで上昇していたが、現在は１５８円台に急落する展開。

　エコノミストは最近のユーロ圏の経済指標の悪化を受けて、ＥＣＢが１０月に０．２５％ポイントの利下げを実施するとの見通しを示した。今月のＰＭＩとドイツＩｆｏ景況感結果はやや割り引いて考える必要があるものの、最近の家計の貯蓄率の大幅上昇など、他のデータも懸念材料となっており方向性は示されているという。

　リセッション（景気後退）の可能性は無視できず、目先のインフレ期待は比較的穏やかな状態が続いている。ＥＣＢは１０月と１２月に利下げを実施した後、来年には四半期に１度のペースに戻すことが見込まれるとしている。

　同エコノミストは来年末のＥＣＢの中銀預金金利を２．２５％と予想した。従来は２．５０％だった。

EUR/JPY　158.91　USD/JPY　142.34　EUR/USD　1.1165

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美