午後:債券サマリー 先物は反発、米大幅利下げ観測再燃で長期金利は一時0.830%に低下

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/09/13 15:11
 13日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発した。米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%幅の大幅な利下げに踏み切るとの観測が広がり、時間外取引で米長期金利に低下圧力(債券価格に上昇圧力)が掛かったことが円債相場を支援した。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が来週のFOMCを巡り、利下げ幅を0.25%幅とするか0.50%幅とするか、当局者は難しい決断に直面していると報じた。英紙フィナンシャルタイムズ電子版も利下げ幅に関し、FRBは難しい選択に迫られていると伝えた。それまで0.25%幅の利下げが市場のコンセンサスだったが、大幅利下げもあり得るとの見方が広がり、米金利の一段の低下を見込んで円債を選好する姿勢が強まった。

 先物は午前中に一時144円79銭まで上昇したが、その後は戻り売りに押される展開となった。3連休を前に午後は持ち高整理目的の売買が主体となり、先物は上げ幅を縮小した。

 先物12月限は前営業日比17銭高の144円71銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.020%低下の0.840%で推移。一時0.830%まで低下した。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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